鉄筋コンクリートのマンションではありませんが、木造2階建ての一室を漆喰で塗り込めました。 窓の外はビルが建ち並び、採光量のすくない部屋でしたが、障子を用いた拡散光が漆喰を反射して、明るい部屋になったと思います。
また、寝室なので、タスクライティング(作業用の灯り)は省略し、漆喰天井を半斜面とする間接光を仕組みました。 これにより漆喰のテクスチャーがぼんやりと表現されます。
ボーズのスピーカーを天井の両サイドに設置し、 ベッドに横たわった状態をリスニングポイントにしています。 室内を漆喰にすることにより、音響はデッドよりライブ(残響が大きい)部屋となります。 子守歌としてクラッシックを小音量でながすと良いです。建具にも漆喰を、床は杉板30厚×195巾。換気窓として昔懐かしの無双窓です。