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漆喰の壁について

2015. 12. 3

今日の住宅の壁は、いつの間にかビニールの仕上げとなってしまいましたが、左記のとおり、マンションにこもりがちな湿気を調整するには漆喰という石灰で出来た呼吸する壁材が役立ちます。漆喰の原料は石灰(炭酸カルシウム)と糊やスサです。強アルカリであることから強い殺菌効果があり、歴史的に抗菌作業に使われてきたものでもあります。住まわれた皆さんからは「空気が澄んでいるような気がする」の感想を少なからず頂きます。なによりも厚みを持ったふんわりとした漆喰の質感を感じて頂ければ、調湿効果という屁理屈のようなものは蛇足かもしれません。

通常の賃貸物件ではない仕上げですので、使用法などに疑問をお感じになるかも知れません。しかしながら、私どもで既に数十の室を賃貸として提供してきた経験からしますと、入居者の皆さんはさしたる不都合もなく、取り扱いのご説明なしでも、普通に、美しく、快適に、住まわれている方々がほとんどです。(メンテナンス等についてはこちらのページへ)

塗り壁の世界は、混ぜモノを職人が現場で施す技術です。なかなか奥が深く、様々な人々が様々な見解でもって、日々取り組まれています。ここでは私共が信頼する職人方々のページリンクを紹介致します。

左官職人を抱える大工工務店(株)勇健工業

原田親方のブログ

田川産業(株)・・漆喰材料+ライミックス(漆喰タイル)

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